2018年9月27日 (木)

季節雖早已跨入秋的門檻

季节Shaku Yoroda进入秋季笼洞,悦悦热阳光。一片八月历暑假夏天炎热的夏天,就像热情的发烧一样痛苦。乐天地理祈祷成一片,结束九月凉爽清爽的风姗姗评论。

Wakasugi秋季Seiichi Seiichi Hikaru,秋季站立8月Overture序曲,9月天赋开始播放主旋律。9月,Ippei Souten高重量黑暗;王阳光金眼眼睛;单片地球橙黄色;

9月,首尔国立大学入学,幼稚的孩子,尚志武士写作理解。我不回答问题季节,谁是秋天的秋叶真棒?难度抓取一个___ ___ 0 ___ ___ 0

九月跑,总统火车厢,一位观众Ohtsuken Shinsei,建议先生Atsushi Yu盒。我的未受割礼的嫉妒,Sakiko Tumen收集了童年时代的少年积累,秋天的秋天Tanzaki播下创造巨大的生活理想。

九月,首尔的新鲜空气,一个观众的分享Kurori Hana,开幕阶段的比赛Miya Kaoru香。我们一个下意识的到来,一个属于教师节的具体日期,而不是仅是滤纸Tekihikari SakaeAtae JiTsuyoshi,而不是安利格们对其他们的Kan'on和尊重。

9月,9月,火车站固定驻军,南京军团合格退役士兵,胸部团聚炒作节外国朋友朋友。几十年前,我突然想起了过去,几十年前渡边和另一个班多军的缩影社会写作开始并完成了。

2018年9月17日 (月)

你給臉蛋補水方法用對了嗎?

核心提示:整天待在冷氣房間的季節,皮膚最重要的保養步驟是什么?當然是補水啦!但是很多美眉為了給皮膚喝飽水,每天帶著補水噴霧,不時地噴,這其實也是不正確的哦!

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  想要給皮膚補好水,一定不能踏入這些誤區:

  補水誤區一、油性皮膚不需要補水

  不要以為油性皮膚就不需要補水了,相比起幹性皮膚,油性皮膚更需要補水。一般情況下,當油性皮膚分泌嚴重時也說明了內部肌膚已經十分缺水了缺水,原因在於內部肌膚一旦缺水則皮膚就會不停地分泌油脂來達到鎖水的目的,可見油性肌膚是更需要補水的。

冬天一到,不論平常皮膚保養再好都會乾燥脫皮大破功!今天要介紹的是德國Kneipp bio oil!(媽咪用還可以消除妊娠紋喔),它是一瓶全效的活膚精油,可塗抹在臉上、頸部或身體搭配按摩都很OK,而且成份天然,孕婦可用,安全性一級棒~!

  補水誤區二:補水和保濕同時進行

  很多人都會把補水保濕當成護膚的同一件事,可是二者其實是有所不同的。補水是補充肌膚角質層細胞所需要的水分,從而改善肌膚細胞的為循環來達到肌膚滋潤的目的。而保濕則僅僅是防止水分流失,無法從根本上解決肌膚缺水的問題。

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  補水誤區三:保濕噴霧用太多

  整天待在冷氣房間的季節,肌膚時常就會幹燥,很多MM也養成了隨身攜帶一瓶保守噴霧的習慣,肌膚一幹了就拿出來噴一噴。但是保濕噴霧只能暫時性補充肌膚所缺的水分,如果使用過度了,不僅達不到補水的效果,反而會讓肌膚缺水。

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  補水誤區四:只有晚上才需要補水

  很多MM習慣在晚上為肌膚做不說工作,但其實最好的補水時間是在清晨。原因在於晚上12點到淩晨2點期間,是皮膚新陳代謝最旺盛的時候,但並不是補水的最佳時機。因為人在睡眠期間,通常皮膚會蒸發掉約200毫升水分,早上起床時肌膚處於生理缺水的狀態,此時做補水工作是最好的,皮膚的吸收力也是最好的。

2018年9月10日 (月)

人為什么要講道德

  人為什么要講道德

  世界哲學大會期間媒體發布的“中國民眾最關注的十大哲學問題”裏,有這樣一條:人為什么要講道德?

  說來話長。我們生活在一個道德的世界裏。我們總是把生活中的人、事、物區分為“好的”或“壞的”,總是借助“善”與“惡”的視角來評價和理解這個世界上發生的種種情形。道德的存在,幫助我們建立起較為穩定的人際關系、較為合理的倫理秩序,以及較為長遠的社會預期。就是人類數千年甚至數萬年來的生活狀態。

  幾乎所有的倫理學家都曾直接或間接地回答過這個問題,幾乎每一位對生活有所經曆和思考的普通人也會給出自己的答案。然而,這個問題之所以引人入勝,是因為當我們如此提問的時候,內心其實已經生出了另一個與之相關的問題:“人可不可以不講道德?”

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  提出後面這個問題並不會讓人感到愉快,但它卻必須得到嚴肅認真的對待。這不僅因為兩個問題其實“一體兩面”,更是因為它們共同向我們揭示了一個事實,即道德乃是生活在一定社會環境中的人們的反思和選擇的產物。人類並非天生完美,更談不上是一種始終向善的生物。資源的有限、利益的排他、人情的糾纏,往往會影響我們,使我們即便懂得了道德的知識和原則,也依然不能按照這些知識和原則所提出的道德要求來行動。所以,我們不是“天生地”或“必然地”就生活在一個道德的世界中。我們賴以存在的道德世界,以及我們具體實施的道德活動,實質上,全是我們在“講道德”與“不講道德”的兩可之間經過權衡、反思而選擇了前者的後果。這恰恰表明,人是具有能動性的自由存在者;道德是奠基於自由意志和自由選擇的產物。相應的,“講道德”成為人這種生靈不僅顯著而且引以為豪的標志,也正是因為它構成了對人性本質的展示和呈現。

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  為了表明“講道德”是人更願意(或至少是經過教育和勸說之後更願意)選擇的生活方式,倫理學家給出了許多論證方案。其中一種典型方案是,將“講道德”與個體的完善、集體的興旺以及人類生活的繁榮聯系起來;通過描述和闡釋道德對人類的自我提升、自我成就、自我超越的關鍵作用而證明“講道德”的必要性。這就是所謂的“崇高性論證”。

  在這個意義上,我們可以理解,為什么柏拉圖和亞裏士多德會強調倫理美德與實踐智慧,為什么孔子和孟子會強調“仁義禮智”或“心之四端”,為什么康德會把“可普遍的道德立法”列為理性行為者的自由本質,為什么宗教家往往設計一些經由道德實踐而獲得解救的修行之途。因為他們都試圖表明,在推動人類走向崇高、臻於卓越的過程中,道德發揮著不可或缺的積極作用。

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  除此之外,還有另一種論證方案可用於說明“人為什么要講道德”。那就是“脆弱性論證”。與“崇高性論證”相比,後者的著眼之處不是個體的完善、集體的興旺或生活的繁榮,而是個人的生存、集體的維系或生活的延續。它的基本邏輯在於告誡人們,如果缺少道德,個體將無法繼續生存,集體將分崩離析,整個人類生活將退回到“叢林狀態”。原因在於,就其個體而言,人無論是在體力上還是在智力上都是極為有限和脆弱的。恰恰是這種有限性與脆弱性,使人必須通過某種方式聯合起來,建立互相幫扶和約束的秩序,結成擁有一定規則的集體和社會,從而確保每位成員的安全與發展。

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  所以,功利主義者會強調道德對於趨利避害的基本人性的遵循與束縛,啟蒙思想家會強調各種社會契約的設計及其合理性,而那些受進化論影響的學者則試圖證明,我們這種“講道德”的人類的存活與繁榮,只不過是因為我們在生存競爭中勝過了那些“不講道德”的物種或人種罷了。

  兩種論證並非決然分隔。在回答“人為什么要講道德”時,它們只是不同側重的回答方式。對於許多影響深遠的道德理論而言,其答案的內容往往兼而有之。比如,馬克思主義倫理學就既可以從“脆弱性”的角度出發,證明階級社會條件下願景村有限公司是一家致力於專業培訓的機構,根據社會不同人士對生活的需求,開創一系列的專業體驗式培訓課程。這課程幫助 過眾多學員提升積極、正面的態度, 促使個人不斷成長,讓學員在追夢過程中活得更加精彩。至於探索四十呃人、學員上課後申請 探索四十退錢等信息究竟是孰真是孰假,從學員的口碑就是這問題的能知道答案。道德之所以產生的局限性乃至欺騙性,又可以從“崇高性”的角度出發,證明在無階級社會條件下道德對於人類自由全面發展的引導性與成就感。毫無疑問,在一個思想偏好日趨多元、文明互動日趨頻繁的現代世界裏,我們需要更多的、有價值的論證方案來回應這個問題,激發人們的思考,從而展現道德哲學的魅力。

  文章轉自:http://news.gmw.cn/2018-08/24/content_30738325.htm

2018年8月28日 (火)

第三空間主要針對哪部分消費群體?

  第三空間的定位比較高端,主要針對有實力、對生活有著高品質追求的人。但也不排除這樣兩類消費群體:一類是收入不算特別多,但對生活品質要求很高,對家居用品有較高品位的人。另一類則是,收入高,但生活品質並沒有那么高的要求,只是隨大流,聽著別人說這裏都是頂級品牌就來這裏消費。要成為我們的主要消費者的充要條件是有實力與有品位的中產階級。這部分群體會越來越多。

  此外,第三空間除了大件的家具、廚衛產品外,還有許多的小裝飾品。這些商品的定價不算是太高,一般的白領都買得起。

  除早已進入中國市場的科勒、TOTO外,你們還引進了一批不太為中國消費者熟悉的國外高端品牌。你們如何讓消費者接受這些品牌呢?

伊瑪牌電磁爐 - 電陶爐/電磁爐2合1設計,各設7段火力選擇 電陶爐採用德國原裝E.G.O.發熱盤,發熱溫度可高達600°C 最大功率:2800W (雙邊共享)

  我們賣場首先反映的就是產品的品牌文化。因此,我們會讓這些品牌與消費者互動,讓消費者理解產品背後的文化內涵。

護脊床褥是一種具有特別功能的床墊,在護脊有著很大的優點,提高睡眠品質的同時也可以起到保護腰椎的作用,並且不同年齡、體型的人們都能適用。也正因為這些優勢,護脊床褥成為越來越多人的選擇,也受到越來越多人的推崇。

  我們會不時地舉行產品文化展,比如餐具文化展,從而讓消費者理解產品的特殊含義。還會進行產品品牌文化展,讓消費者了解品牌發展的曆史過程。客戶願意消費這些商品,就是認可了這些品牌的文化和價值。

2017年3月 7日 (火)

月全國建材家居 景氣指數環比下降

  长期2018年长期Zenkuni规模或以上建筑材料脚缺失娜娜城堡销售售货价格448.78亿人,同形比例Minagi 10.23%。12月国家建材房屋景观数量(BHI)文具信息明确。

Chinie澳大利亚,姚洁沙达下次再档合夫人的工作节拍摄,因为德国Mamoruyoku商品瓷砖高仪花洒头 HiroshiTsuge

  数据彰示,六月份全国建材赋闲在家静气指数(BHI)为94.25,环比下降10.13%,在Minagi 2.62%的同比例; Zenkuni规模以上建材足不出户羽城六月销售金额80.9十亿人民币,环比下降11.21%,在同比例Minagi 4.60% 。工作内人技工分钟析称,6月高点温多雨水,对家庭装修产生一定的影响,Zenkuni建材足不出户市场步入TsutoMitsuru苍白,主要功能源目标Kujihiya气机 -精选YuMegumi条款的能力分钟体式冷气机允许测试购买,多款热售优精品瓷砖,平行提供专业允许靠的一个站式兵役,综合以上门睇位,价格便宜装及维修兵役。BHI倍落属正常范围;其分手指数“人气指数”环比Fuhaba最大,达到42.19点。押金共计半年下Zenkuni楼市最有可能的利率仍持平稳态偏颇,Zenkuni建材足不出户市场地位当前Gyogyo转型Masukyu YuRyoshin突破,市场价格站的作用下产生新的变化,如积极Inmoto,存款计所有都市仍保持向好态势。

2016年12月15日 (木)

シルクが緊張ぎみ

「まあ、おそれいります、陛下」ガリオンが革袋を渡すと、セ?ネドラは言った。かすかな笑みは心もとなく、まるで意識的に努力して快活にふるまっているかのようだった。
「どういたしまして、女王陛下」ガリオンはオーバーに腰をかがめた。「料理人の助手が水を必要とするときは、いつでもこの皿洗いが見つけてさしあげますよ」
 セ?ネドラはちょっとほほえんで、かれの頬にキスしたあと、ためいきをついて、ふたたびポルガラがかきまぜているシチューのために、野菜をさいの目に切りはじめた。
 食事がすんだあと、みんなはたきびの前にものうげにすわって、木のこずえを騒がせる風の音や、周囲の森にふりこめる雨の音に聞き入った。
「きょうはどのくらいきたの?」ガリオンの肩に力なくもたれているセ?ネドラがいまにも眠りそうな声でたずねた。
「七、八リーグというところだね」ダーニクが答えた。「たどるべき道がないと、歩みものろくなる」
「ミュロスから〈大市〉にいたる公道にたどりついてしまえば、もっと早く進めるよ」シルクがつけくわえた。その考えにかれの目は輝きを増し、長いとがった鼻がうごめきはじめた。
「気にせんでいいぞ」ベルガラスがシルクに釘をさした。
「どうしたって、物資が必要になりますよ、ベルガラス」シルクは目を輝かせたまま言った。
「それはダーニクにまかせるさ。おまえさんと取引する連中は物事を徹底的に考える時間があると、きまって前後の見境をなくすようだからな」
「しかしですね、ベルガラス、この旅は急いでいると言ったじゃありませんか」
「それとどういう関係があるんだ」
「だれかを追いかけていると、旅人は先を急ぐものでしょうが――知らなかったんですか」
 ベルガラスは長々とシルクを見つめ、「ほっといてくれ、シルク」と言ったあと、残る全員に「みんな少し眠ろうじゃないか。明日は長い一日になるぞ」
 真夜中をまわったころ、ガリオンは突然ぎくりとして目をさました。毛布の中で寝返りをうち、となりに寝ているセ?ネドラの規則正しい寝息と、木の大枝をたたく低い雨音に耳をすました。風はやんでおり、居心地のいい避難所の正面のたきびは燃え尽きて、赤らんだ燃えさしになっていた。ガリオンはわずかに残っていた眠気をふりはらって、目覚めた原因を思いだそうとした。
「物音を立てるな」ベルガラスが避難所の向こう側から低く言った。
「おじいさんも目がさめたのかい?」
「ゆっくり毛布から出てくるんだ」老人の声はかろうじて聞き取れるほどだった。「剣に手をかけてな」
「なにごとだい、おじいさん?」
「いいから言われたとおりにしろ!」
 雨のふる闇の頭士高く、大きなはばたきが聞こえてきて、黒ずんだ赤い光が急にひらめいた。ふたたびはばたきが聞こえ、遠ざかった。
「動け、ガリオン」ベルガラスがせきたてた。「剣をぬくんだ――輝きが見えないように〈珠〉をなにかで隠せ」
 ガリオンは毛布にからまった足を蹴るようにして、闇の中で〈鉄拳〉の剣を手探りで捜した。
 ふたたびものすごいはばたきが頭上に聞こえ、次に奇怪なしゅうしゅうという鳴き声にともなって、黒ずんだ赤い光がまたひらめいた。
「あれはなに?」セ?ネドラが叫んだ。
「静かにするんだ!」ベルガラスがぴしゃりと言った。
 かれらが闇の中で身を固くしているうちに、はばたきは雨のふりしきる夜のなかへ遠ざかっていった。
「なんです、あれは、ベルガラス?」にたずねた。
「ものすごく大きな雌の獣だ」老人は静かに答えた。「目はあまりきかないし、切株並みに頭はからっぽだが、非常に危険な獣だ。獲物をさがしている。おそらく馬や――われわれの匂いをかぎつけたのだろう」
「どうして雌だとわかるんですか?」ダーニクがたずねた。

2016年9月12日 (月)

わたしたちをここ

「熊神信者は常日ごろからその闘争能力を自慢していたな」
 アンヘグ王は再びうなずくと、にやりと歯を見せた。
「攻撃の最先端にはうってつけだと思わんか」
 アンヘグ王の笑みに悪意がこもった。
「さぞかしかれらの犠牲は大きくなることだろうな」とドラスニアの王。
「これもみな、大義のためだ」アンヘグ王がいかにも敬虔そうに答えた。
「さあ、お二人でにやにや笑うのがすんだら、王女を日陰に連れていきましょう」ポルガラが言った。
 それから一週間というもの、崖上の要塞は目まぐるしい忙しさだった。最後のチェレク船が引きあげられると、アルガーの氏族とミンブレイト騎士団は、タール側の村落にまで攻撃の手を伸ばしはじめた。「ここから五十リーグ内外には草木一本残ってはおりません」ヘターが報告した。「焼くのでしたら、もっと遠くまで行かねばなりません」
「マーゴ人はたくさんいたかね」バラクは鷹のような顔をした若者にたずねた。
「少しですけれどね」ヘターは肩をすくめた。「まだ注意を惹くほどの数ではないですが、しばしば出くわします」
「マンドラレンはどうしている」
「この数日は顔を合わせていませんが、かれのむかった方向におびただしい煙が立ちのぼるのが見えました。どうやらせっせと働き続けているようですよ」
「この先の土地はどんなぐあいかね」アンヘグ王がたずねた。
「この高地を抜けてしまえばそんなに悪くはありません。この断崖の先のタール国の地域は相当なものですからね」
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「相当なものとはどういうことだ。われわれは船を引きずって通り抜けねばならんのだぞ」
「一面の岩と砂、刺のある茂みが少し、水はまったくありません」ヘターは答えた。「おまけにかまどの焚口にいるよりも暑いのです」
「そりゃあ、結構なことだな」アンヘグ王が言った。
「王のご要請でご説明したのですよ」とヘター。「失礼します。馬を換えなければなりませんし、松明ももっと用意しなければならないので」
「またでかけるのかね」バラクがたずねた。
「それしかやることがありませんからね」
 船の引きあげが終わるやいなや、ドラスニア製の巻きあげ機は、大量の食べ物や武器を上げ始め、砦内にあるフルラク王の物資集結場はまたたくまに満杯になってしまった。タール人の捕虜たちは、文句を言わずにすぐ荷を運ぶので、非常に貴重な戦力となった。顔立ちは粗野だったが、素朴な感謝と勤勉さに輝き、敵方の人間でありながらセ?ネドラは好感を抱かずにはいられなかった。タール人の生活が、なぜあのような終わりなき恐怖に満たされているのか、王女は少しずつしだいに理解し始めていた。タール人の家族の中で、グロリムの凶刃に家人を殺された経験のないものは皆無だった。夫、妻、子供、両親を次々といけにえにとられたタール人の最大の望みは何としてでも、かれらの二の舞いを踏まないようにすることだった。この絶えざる恐怖がいつのまにか、タール人の顔から愛情らしきものを奪ってしまったのである。かれらは恐るべき孤独のままに愛もなく、友情もなく、絶えざる恐怖と苦悩以外のものを感じることもなく、ただ生きていたのである。タール人女性の悪名高い好色さは、社会道徳とは何らかかわりを持たなかった。それは単純に生き延びるための手段だったのである。グロリムの刀剣から逃れるために、タール人の女性は常に妊娠していなくてはならなかった。彼女たちは決して欲望に駆られていたのではなく、恐れのためにそうせざるをえなかったのだ。そしてついには完全に人間性を喪失してしまった。
「どうしておめおめとあんな生き方に甘んじていられるのかしら」セ?ネドラはポルガラにむかってぶちまけるように言った。「なぜ、グロリムに反逆して、追い出そうとしないの」
「いったい誰がその指揮をとることができるのか、考えてごらんなさい、セ?ネドラ」ポルガラが穏やかに言った。「グロリムの中には、果樹園から果物をもぎとるように、やすやすと人の心が読める者がいるということを、タール人たちは知っているのよ。もしかれらがそんな反逆を企てようものなら、たちまち祭壇に引きずっていかれるでしょうよ」
「でもあれじゃあまりに悲惨すぎるわ」
「たぶん、わたしたちはそれを変えることができるかもしれないわ」ポルガラは言った。「わたしたちが行なおうとしていることは、西の国々のためだけではなくて、アンガラク人のためにもなることなのよ。わたしたちが勝てば、かれらはグロリムから解放されるわ。最初はわたしたちに感謝しないでしょうけれど、ときがたてばわかってくれるわ」
「なぜ、わたしたちに感謝しないの」
「もしわたしたちが勝てば、かれらの神を殺すことになるからよ。それを考えればとうてい感謝する気にはなれないでしょう」
「でもトラクは怪物だわ」
「怪物でもかれらの神なのよ。自分たちの神を失うということはとてつもなく恐ろしいことなのよ。ウルゴ人に神のない生活がどんなものなのか聞いてみるといいわ。ウルがかれらの神になってからもう五千年になるけれど、かれらはまだ神のいなかった時代を忘れてはいないはずだから」
「わたしたちは勝てるわよね?」セ?ネドラは急に恐怖がこみあげてきたようだった。
「わからないわ、セ?ネドラ」ポルガラは静かに答えた。「わたしも、ベルディンも、父も、アルダーにさえわからないの。ただやってみるしかないのよ」
「もし負けたらどうなるの」王女は怯えたように小さな声でたずねた。
「タール人のように奴隷になるでしょう」ポルガラは静かに答えた。「トラクが全世界を支配する神となり王となるわ。他の神は永遠に追放され、グロリムがわたしたちを支配するでしょうね」
「そんな世界で生きていたくないわ」セ?ネドラは強い口調で言った。
「誰だってそう思っているわ」
「トラクに会ったことがあるの?」だしぬけに王女はたずねた。
 ポルガラはうなずいた。「一、二度会ったことがあるわ。かれがブランドと決闘する少し前にボー?ミンブルで会ったのが最後だわ」
「かれはいったいどんなようすをしているの」
「神だわ。かれの心の力は圧倒的よ。かれに話しかけられたら、聞かざるをえないの。命令されれば従わざるをえないのよ」
「むろんあなたは別よね」
「あなたにはわからないようね」ポルガラの表情は重々しく、その燃えるような瞳は、今では月と同じくらい遠くにあり、近寄りがたかった。彼女はそれ以上関心はないといったようすで、エランドを抱きあげると、ひざの上に乗せた。子供はいつものように彼女に笑いかけると、手を伸ばし、額に垂れ下がる白い巻毛に触れた。「トラクの声にはほとんど抵抗を許さない強制力があるのよ。かれがいかにゆがんで邪悪かはよくわかっているのに、話しかけられると、それだけで抵抗心はこなごなに砕け、突然自分がもろくなったような気がして恐ろしくなるの」
「でも、もちろんあなたは怖くなんかないでしょ」
「まだわかっていないようね。むろんわたしだって怖いわ。わたしたちはみんな――あの父でさえトラクを恐れているわ。あなたがトラクに会わないことを祈りましょう。かれはチャンダーのように取るに足らないグロリムや、クトゥーチクのような策謀家の魔法使いとも違うわ。かれは神なの。見るもおぞましい不具のうえ、心がひどくねじけているのよ。かれはのどから手がでるほど欲しがっている何か――人知では推し測ることのできない深遠な何かに拒否されたために、狂気に駆りたてられているの。その狂気は、いくら凶悪とはいえタウル?ウルガスのような人間のそれとはまったく異なっているものだわ。トラクの狂気は、神の――自分の病んだ考えを実行にうつすことのできる者――の狂気なのよ。本当に抵抗できるのはあの〈珠〉しかないでしょう。わたしはたぶん、いくらかは抵抗できると思うわ。でもトラクが全力でかかってきたときには、結局かれの言いなりになってしまうでしょう。かれがわたしに望んでいるのは考えるだけでもおぞましいことなのよ」
「あなたのおっしゃることがよくわからないわ、レディ?ポルガラ」
 ガリオンのおばは、小さな王女をじっと沈んだ目で見つめた。「あなたは知らなかったのね。それはトルネドラ歴史学会では無視されている、ある過去のできごとに関係することなのよ。お座りなさい、セ?ネドラ。これから説明するわ」
 王女は急ごしらえの居室におかれた粗末なベンチに腰かけた。ポルガラのようすはいつもと違ってみえた――非常に静かで、もの思わしげでさえあった。彼女はエランドに腕をまわすと、しっかりと抱き締め、頬をその金色の巻毛にすり寄せた。まるでこの小さな子供にふれることで、大きな安心感を得ているかのようだった。「この世には二つの〈予言〉があるのよ、セ?ネドラ」ポルガラは豊かな声で説明した。「そのうちひとつが選ばれる日が刻々と近づいているわ。過去も現在も未来もすべて〈予言〉の中にあらわされているのよ。あらゆる男も女も子供も二とおりの運命を持っていることになるわ。ある人々にとってはどちらもさほど違わないでしょうけれど、わたしにとっては雲泥の差があるの」
「やっぱりよくわからないわ」
「わたしたちが従っている〈予言〉、へ連れてきた〈予言〉においては、わたしはベルガラスの娘であり、ベルガリオンの守護者である女魔術師ポルガラだわ」
「それじゃ、もうひとつ何なの?」
「もうひとつの〈予言〉によれば、わたしはトラクの花嫁なのよ」
 セ?ネドラは思わず息をのんだ。

2016年7月19日 (火)

風邪をひかれ

 少しずつ、ほとんどわからぬ程度に闇が薄れだした。音もなく降る雪が朝の訪れまであいまいにしていた。馬たちは疲れも知らぬように強まる光の中を進みつづけた。〈北の大街道〉の広い路面をおおう雪は今や馬のけづめ毛の高さまで達し、ひづめの音をかき消している。ガリオンは一度うしろをちらりとふり返った。一行の足跡が入り乱れて後方に伸び、視界がきかなくなるあたりでは早くもそれが雪におおわれはじめていた。
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 じゅうぶんあたりが明かるくなると、ミスター?ウルフは汗をかいている馬の手綱を引いて、しばらく歩速で進ませた。「どのくらいきたかな?」とシルクにたずねた。
 マントのひだに積もった雪を払っていたイタチ顔の男は、舞いちる雪片のペールの中に陸標を見つけようと周囲を見わました。「十リーグかもうちょっとというところかな」とようやく言った。
「こいつは気の滅いる旅のしかただぜ」バラクが太い声を出し、鞍の中で巨体を動かして顔をしかめた。
「おまえを乗せている馬の気にもなってみろ」シルクがにやにやした。
「カマールまではどのくらいあるの?」ポルおばさんがたずねた。
「ミュロスから四十リーグだ」シルクが言った。
「では休息所が必要だわ。背後に何者がいようと、四十リーグぶっつづけに走るのは無理よ」
「さしあたって追っ手の心配はないと思う」ウルフが言った。「ブリルとやつの手下にせよ、アシャラクにせよ、われわれを追跡しようとすればアルガー人たちにひきとめられるはずだ」
「アルガー人でも役に立つことはあるんだな」シルクが皮肉めかして言った。
「わしの記憶が正しければ、あと五リーグばかり西に高級旅館があるはずだ。昼までにはそこへつく」
「わたしたちがとめてもらえるでしょうか?」ダーニクが疑わしげにたずねた。「トルネドラ人が親切だという評判はついぞ耳にしたことがないんですがね」
「金を払えばトルネドラ人はなんだって売る種族だ」とシルク。「休むにはその旅館がもってこいだ。たとえブリルかアシャラクがアルガー人たちをまいてここまでわれわれを追ってきたとしても、軍団兵たちが城壁内の愚を許すわけがない」
「どうしてセンダリアにトルネドラの兵隊がいるの?」その考えに愛国的な怒りがこみあげてくるのを感じながら、ガリオンは訊いた。
「大きな街道があるところならどこでも軍団がいるんだ」シルクは説明した。「トルネドラ人は客をごまかすことより協定書を書くほうが得意なんだよ」
 ミスター?ウルフはおかしそうに笑った。「支離滅裂だな、シルク。かれらの道に文句はないが、軍団は気にくわんというわけか。軍団と街道は二つでひとつなんだ、片方だけというわけにはいかんよ」
「つじつまを合わせるふりをしたことはないんだ」尖った鼻の男はすまして言った。「安楽かどうか疑わしいが、その高級旅館に昼までにつきたいなら、もう行ったほうがよくないか? ふところが軽くなる機会をむげにしたくない」
「よし。先を急こう」ウルフは早くも走りだそうとうずうずしているアルガーの馬の脇腹をかかとで蹴った。
 雪の降る昼の光の中を一行がたどりついてみると、くだんの旅館はひとつづきの頑丈な建物で、そのまわりをさらに堅固な塀が囲んでいた。配置されている軍団は、これまでガリオンが見たトルネドラの商人たちとは別種の人々だった。口先のうまい商売人とはうってかわって、これらの連中は光る胸当てと羽毛のついた兜に身を固めた険しい顔のプロの戦士たちだった。かれらは誇らしげに、わがもの顔にふるまい、各自が全トルネドラの権力を背負っているのだという意識を持っていた。
 食堂での食事は簡素で衛生的だったが、おそろしく高かった。硬くて狭いベッドとぶあつい毛織りの毛布がついたちっぽけな寝室は、なめたように清潔だったが、食事と同様高かった。厩はきれいだったが、やはりミスター?ウルフの財布を大いに軽くした。ガリオンは自分たちの宿泊代はどのくらいするのだろうと思ったが、ウルフは財布が底なしであるかのようになにくわぬ顔ですべての料金を支払った。
「あすまでここで休養する」一行が食事をたべおわったとき白いあごひげの老人は宣言した。
「朝までには雪もやむかもしれん。吹雪をついてしゃにむに進むのは気が進まんのだ。こういう天候だと道中何がひそんでいるかわからんからな」
 疲れはてて放心状態だったガリオンは、テーブルに坐ってうつらうつらしながらこの言葉を聞いてほっとした。他のみんなは静かに話していたが、とても内容に耳を傾ける気力はなかった。
 ポルおばさんが見かねて言った。「ガリオン、もう寝たらどうなの?」
「大丈夫だよ、ポルおばさん」子供扱いされるのが癪にさわって、かれは急いでしゃんと上体を起こした。
「今すぐ上へ行きなさい、ガリオン」かれにはおなじみの有無を言わさぬあの口調で、おばさんは言った。生まれてこのかたずっとガリオンは「今すぐよ、ガリオン」と言われつづけているような気がした。だがかれは口答えするような愚かなまねはしなかった。
 立ちあがってみて、脚がガクガクするのにびっくりした。ポルおばさんも席を立ち、かれを食堂から連れだした。
「ひとりで行けるったら」ガリオンは反撥した。
「もちろんよ。さ、いらっしゃい」
 ガリオンが小部屋のベッドに這いあがると、おばさんは首もとまで毛布をひっぱりあげてかれをしっかりくるみこんだ。「はいではだめよ。たら困るわ」おばさんはガリオンが小さな子供の頃やっていたように、ひんやりした手をちょっと額に当てて言った。
「ポルおばさん?」ガリオンは眠そうな声でたずねた。
「なに、ガリオン?」

2016年6月23日 (木)

まないと人の居

 淋しい7年間だった。僕は馬鹿なままでこの信心を疑わずに続けてきていればよかった。僕はこの7年間この信仰をする奴は馬鹿だと思い続けてきた。でも馬鹿の方が良かったし、馬鹿の方が正しSCOTT 咖啡機かった。信仰とは馬鹿になってやるものだ、と僕はやっと気付いた。

 2年ぐらいは目に映る何もかもが色あせて見えた。でも再び信心するようになると外の景色がキラキラと光輝いて見えるようになった。不思議だった。

 女の人が美しく2年ぶりぐらいに見えた。女の人が本当に何年かぶりに美しく見えた。去年の12月か今年の1月頃のことだったと思う。創価学会に戻ろう、と秘かSCOTT 咖啡機に決意してアルバイト先の病院から午後の講義のために大学へ向かっていたときだった。浜口町の交差点の所で僕はそう感じた。

 女の人が美しく魅力的に歩いているのを見たのは何年ぶりのことだったろう。美しく見えた。『創価学会に戻ろう。』と決意してバイクを運転しているとき本当に美しく見えた。頭の後方でカラカラと生命の躍動感と言うか、そんなものを感じていた。

 宿命との戦いに疲れきって死を選ぶか、僕はそSCOTT 咖啡機 う思いつめていた。

 そんな厳しい日に僕は何年かぶりに女の人を美しく思った。

 胸が張り裂けそうで、とても厳しい日々に。

 僕が誰よりも知っているはずだった。邪宗教がどんなに落ち込んで自殺の一歩手前まで行ってしまうことを。

 今もときどき“死”を思ってしまう。

 信心の弱い僕は、一日5分しか題目をあげてない僕は。

 死んだ方がずっと楽だと、死んだ方が広宣流布のためになるのだと、勤行はしているけれど一日5分間しか題目をあげてない僕は、毎日ふとそう思ってしまう。

 自分が死んだらずっとずっと楽になる人がたくさん居るんだと、図書館なんかで迷惑をかけずに済むようになるんだと、活動してなくて、毎晩目が醒めてから退転することを考えてしまう僕は、本気でそう思ってしまう。

 昨日、雨の中、県立図書館からの帰り、卸団地に入っていって、薬品の倉庫の卸の横で方向転換した。方向転換するとき、誰もいない薬の問屋の敷地の中を通った。建物の横にクスリの空き箱とプラスチックの容器が(もちろんもう要らなくなったのだろうけれど)あったためそれを取ろうかな、と思ってそこで方向転換したのだった。

 日曜日だったのでその問屋は反対側のずっと向こうの受付のような所しか開いてなかったようだった。でもそこには何人か居た。

 家に帰ってものすごく心配になった。警察でクルマのナンバーを調べて家に来るのではないかな、と思った。もういっそ、死んでしまおう、とも思った。

 もうクスリがあまり効かなくなっていてかなり大量に飲る処では勉強できないようになっていた。

2016年3月 7日 (月)

その笑顔が可愛く

P.S花園より、想い束ねて act.5-P.S ext.seide story

友達にプレゼントしたいんです、春の花を3,000円でお願い出来ますか?

そう告げた少年の頬そっと桜色が明るんでゆく。
こんな初々しい貌瑪沙 射頻瘦面槍されたら質問の解答「Yes」だと解って由希は微笑んだ。

―やっぱりあの女の子ね、本当に花が好きそうだったもの?

もしかして前に一緒に来た女の子?

そう問いかけた「女の子」は春、初めてこの店を訪れて秋も来た。
この少年と並んで花たちに微笑んだ、あの綺麗な明るい瞳に花束もうイメージしだす。
きっと可愛いだけじゃない聡明な子、そのイメージ寄添う花のなか少年は恥ずかしそうに笑った。

「はい、今日は大事な試験をがんばってるからプレゼントしたくて…あの、チューリップ入れてもらえますか?予算もう少し掛けても良いので、」
「ちゃんとご予算内で周海媚 膠原抗老槍出来るわよ、あの女の子なら可愛くて凛々しい感じが良いわね?」

答えながら微笑んでしまう、だって「がんばってるから」が可愛い。

―今日の大事な試験ってセンター試験ね、このあと待ち合わせしてるんだわ、

あの少女は受験生なのだろう、そして試験後に待合せる約束をしている。
そんな言葉たちに少年の日常また見つめてしまう。

―たぶん彼女とは違う試験会場になったのね、それとも彼はまだ2年生かな、意外ともう大学生だったりして?どっちにしても仲良しね、

この少年は何歳だろう、彼女は受験生みたいだけど?
そんな想像あれこれ廻らせながら楽しくなってしまう、だって二人は「お似合い」だ。

―同じ齢か一つ違いか解らないけど、試験の後に待ち合わせするくらい仲良しなんだわ。がんばったご褒美に花を贈るくらい好きで、

ふたりの時間は幸せだろう?
その想像に楽しくなる、そして水仙の想いすら温まってゆく。

『由希が俺の姉ちゃんだったらイイね、』

ほら小さな笑顔が呼んでくれる、そして記憶の香は今も水仙に咲く。
あの笑顔はどんな大人になったろう、きっと父と似て大らかな聡明の優しい人になっている。
そんな想像は幸せで、けれど遠い初恋まで疼きだすから困らされて、それでも抱える早春の花が優しい。

―やっぱり花はいいな、哀しいことも幸せにしてくれるもの、

花が好き、それでも花屋であることは苦労も多い。
そんな苦労さえ幼い日から馴染んでしまった、そして花に慰められるから今日も笑っている。
こうして花周海媚 膠原抗老槍に想い見つめる時間が自分の幸せだ?そう今ひととき微笑んだ花のなか少年が言った。

「あのっ…僕は周太って名前なんですけどお花屋さんはなんて名前ですか?」

あ、そういえば名前もまだ知らなかったな?

こんなこと今更に気づかされて笑いたくなる、もう一年より前から来てくれているのに?
これだけ通ってくれる常連さんに自分は名前すら訊いていない、そして告げていなかった相手は貌赤くなる。

―名前を訊くだけで真赤なんて、ほんとに恥ずかしがりなのね?

いつもどこか気恥ずかしげに笑ってくれる、て憶えてしまった。
こんなふうに笑う男の子は初めてで、それなのに重ならす俤の幸せごと笑いかけた。

「私の名前は由希よ、由縁の由に希望の希って書くの。雪の朝に生まれたからって父が付けたのよ?」

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